OpenAI、ChatGPT有料プランへの広告導入を否定 – ユーザーは「広告」と認識

ChatGPT有料プランで「広告」が発覚?

OpenAIは、同社の対話型AIサービス「ChatGPT Plus」において広告を導入したとの報道を否定しました。この疑惑は、一部のユーザーが有料プランのインターフェース内でショッピングアプリの推奨を発見したことから浮上しました。

ユーザーがXに投稿したスクリーンショットによると、WindowsのBitLockerに関する質問への回答と共に、「食料品や日用品をTargetで買い物する」という推奨が表示されたとのことです。BitLockerと食料品には関連性がないにもかかわらず表示されたこのバブルは、多くのユーザーにとって広告のように見えました。

OpenAI幹部は「広告ではない」と反論

しかし、OpenAIの幹部であるDaniel McAuley氏は、この表示が「広告ではない」と強く否定しています。同氏はXへの投稿で、「これはパイロットパートナーからのアプリ推奨であり、広告ではない」と説明しました。

  • OpenAIはDevDay以来、Targetを含む一部のパイロットパートナーと連携してアプリをローンチしている。
  • ChatGPT内でアプリの発見メカニズムをより「オーガニック」にするよう取り組んでいる。
  • 目標は、会話に関連する場合にアプリがユーザー体験を「強化する」こと。
  • アプリSDKを使えば誰でもアプリを構築でき、近くアプリの提出とアプリディレクトリを開放する予定である。

とMcAuley氏は述べ、あくまでユーザー体験の向上を目指したものだと強調しました。

拭えない「広告」との認識

OpenAI側の説明にもかかわらず、多くのユーザーはこれを「広告」として捉えています。ブランドロゴ、短いメッセージ、そして行動を促す文言が有料製品内に表示され、しかもユーザーがショッピングや特定のブランドについて尋ねていない状況で現れたためです。

この状況は、Windows 11のスタートメニューに推奨が表示されるのと同様に、商業的な提案が自動的に回答に組み込まれているように感じられ、ユーザーからは疑問の声が上がっています。


元記事: https://www.bleepingcomputer.com/news/artificial-intelligence/openai-denies-rolling-out-ads-on-chatgpt-paid-plans/