ChatGPT、待望のアプリストアを開設し開発者からの申請受付を開始
OpenAIは水曜日(2025年12月18日)、ChatGPT内で利用可能なアプリケーションを開発者が提出し、公開できる「アプリストア」の開設を発表しました。これにより、ChatGPTは単なるチャットボットの枠を超え、より広範な機能を持つプラットフォームへと進化します。
開発者向けの新エコシステム:提出と承認プロセス
今回の発表により、開発者は自身のアプリケーションをChatGPTのエコシステム内でローンチすることが可能になります。OpenAIは、開発者がアプリケーションのレビューと潜在的な公開のために提出できる体制を整えました。新しいアプリディレクトリはChatGPTのツールメニュー内に迅速に導入され、「アプリストア」として機能します。
開発者は、OpenAIのOpenAI Developer Platformを通じてアプリを提出し、承認状況を追跡できます。現時点ではベータ版であるOpenAIのApps SDKが、ChatGPTユーザー向けの新しい体験を創造するためのツールキットを提供します。
広がるChatGPTの可能性:主要サービスとの連携
OpenAIは昨年10月には、ChatGPTへのアプリ導入を発表しており、Expedia、Spotify、Zillow、Canvaといった主要プラットフォームが既にChatGPTとの統合を発表していました。これにより、ユーザーはチャットの会話から直接これらのサービスにアクセスできるようになっています。
同社は水曜日の発表で、「アプリは新しいコンテキストをもたらし、ユーザーが食料品の注文、アウトラインからスライドデッキの作成、アパートの検索などのアクションを実行できるようにすることで、ChatGPTの会話を拡張する」と説明しました。
OpenAIの戦略と今後の展望
OpenAIは、承認された多数のアプリが来年中にChatGPT内でローンチを開始すると述べています。今回の動きは、ChatGPT内のアプリエコシステムを拡大し、同時にユーザーがアプリを使用し続ける理由を増やすためのOpenAIにとって大きな一歩です。この戦略は、ユーザーエンゲージメントの向上とプラットフォームの価値増大に繋がると期待されます。
