音声AIの雄ElevenLabsがARR3.3億ドル達成
AI音声生成の分野をリードするスタートアップ、ElevenLabsが目覚ましい成長を遂げ、年間経常収益(ARR)が3億3,000万ドルを突破したことが明らかになりました。同社のマティ・スタニシェフスキCEOがブルームバーグのインタビューで発表したものです。
驚異的な成長曲線を描く
スタニシェフスキCEOは、同社の急成長について「この(ARRの)成長は、会社全体の軌跡を示しています」と語っています。ElevenLabsは2022年に創業し、2023年に最初の製品をリリースしました。その後、20ヶ月でARR1億ドルに達し、さらに10ヶ月で2億ドル、そして直近ではわずか5ヶ月で現在の3億3,000万ドルに到達するという、驚異的なペースで事業を拡大しています。
幅広い採用と技術展開
同社の音声エージェント技術は、フォーチュン500企業からスタートアップ企業まで幅広い層に採用されており、顧客サポートや顧客体験の向上に活用されています。X(旧Twitter)での同社の投稿によると、エンタープライズ顧客はElevenLabsの技術を導入し、月間5万件以上の通話処理を達成しているとのことです。
また、ElevenLabsは音声生成や音声エージェントの提供に加えて、昨年には音楽生成機能も発表しました。さらに、マイケル・ケインやマシュー・マコノヒーといった著名人との提携を通じて、AI生成コンテンツに彼らの声を活用する取り組みも進めています。
大型資金調達で評価額33億ドルに
ElevenLabsは2025年1月には、a16zとICONIQ Growthが共同でリードしたシリーズCラウンドで1億8,000万ドルを調達し、その際の企業評価額は33億ドルに達しました。数ヶ月後には、ICONIQと初期投資家のセコイアが従業員持ち株を買い取る形でさらに1億ドルを投じ、同社の評価額は倍増しています。
