はじめに:国際的な海賊版対策の成果
世界最大級の漫画海賊版ネットワークが、日中両国の当局による国際的な協力捜査の結果、閉鎖されたことが発表されました。この摘発は、デジタルコンテンツの著作権保護に向けた重要な一歩となります。摘発されたのは「Bato.to」を筆頭とする約60の関連サイトで、その運営者は月間数万ドルにも上る広告収入を得ていたと報じられています。
日中当局とCODAによる連携捜査
この大規模な摘発は、日本のコンテンツ海外流通促進機構(CODA)と中国当局が連携して実施した調査によるものです。CODAは、11月19日に著作権侵害の容疑で一人の人物が逮捕されたことを発表しました。この人物は、Bato.to、xbato.com、mangapark.ioなど、約60の海賊版サイトの運営を認めているとされています。
Bato.toネットワークの規模と影響
2014年に開設されたBato.toは、漫画、マンファ、その他のコミックをスキャン・翻訳し、オンラインコミュニティを通じて配布する「スキャンレーション」の主要プラットフォームとして広く知られていました。CODAの報告によると、閉鎖された60サイトの合計アクセス数は、2025年5月だけで3億5千万回に達しています。さらに、Bato.to単独でもピーク時には月額40万人民元(約57,000ドル)以上の広告収入を得ていたとされており、その経済的規模と影響の大きさが浮き彫りになりました。
今後の動向と著作権保護の重要性
逮捕された運営者は現在保釈されており、今後正式に起訴される見込みです。今回のBato.toネットワークの閉鎖は、日本のコンテンツ産業にとって大きな朗報であり、特に海外における著作権侵害対策の強化を示すものです。漫画やアニメといった日本の文化コンテンツが世界中で愛される一方で、その違法な流通はクリエイターや出版社に甚大な被害を与えています。今回の国際的な連携による摘発は、今後も著作権保護の取り組みが強化されることを示唆しており、公正な創作環境の維持に不可欠です。
元記事: https://www.theverge.com/tech/870643/bato-manga-piracy-site-shut-down
