iPhone Air レビュー:4ヶ月後の評価、999ドルの価値はあるか?

発売4ヶ月、期待外れのiPhone Air

Appleが発売した「iPhone Air」は、その画期的な薄型デザインで注目を集めましたが、発売から4ヶ月が経過した現在、販売状況は低調に推移しています。報道によると、次世代モデルの発売も延期される見込みであり、市場の期待を下回る結果となっています。MacRumorsのビデオグラファーであるダン・バルベラ氏が数ヶ月間にわたる日常使用での体験を共有し、その実情を浮き彫りにしています。

極薄・軽量デザインの魅力と引き換えに

iPhone Airの最大の特長は、やはりその超薄型デザインと軽量性にあります。バルベラ氏は「他のiPhoneモデルよりもはるかに軽く、使用するのが楽しい」と述べ、片手での操作性においては「Apple史上最高のスマートフォン」と評価しています。フロストガラスの質感は魅力的で、チタンフレームのおかげで耐久性も確保されています。指紋がつきにくく滑りにくい背面はケースなしでの使用も可能ですが、全面ガラス製のため落下による破損のリスクは依然として高く、AppleCare+への加入が推奨されています。

バッテリー性能とトレードオフ

iPhone 17シリーズの中で最小のバッテリーを搭載しているiPhone Airについては、一日持たないのではないかという懸念がありました。しかし、バルベラ氏の報告によると、高負荷なゲームを除けば、ソーシャルメディアの閲覧、YouTube視聴、ナビゲーション、CarPlayの使用といった日常的な活動では「全く問題ない」バッテリー寿命を提供しているとのことです。

妥協を強いられるカメラとオーディオ

iPhone Airの最大の欠点の一つは、シングルレンズのリアカメラです。広角カメラのみが搭載されており、0.5倍の超広角モードやマクロレンズ、5倍望遠レンズは利用できません。このカメラ性能の制約は、「一部のユーザーにとっては決定的な購入を妨げる要因」となっています。また、スピーカーも一つしかなく、静かな環境での使用には問題ないものの、シャワー中に音楽を聴くといった用途には十分ではないとされています。

高すぎる999ドルの価格設定

iPhone Airが直面している最大の課題は、その999ドルという価格設定です。薄型で洗練されたデザインは印象的ですが、その価格に見合うだけの機能が提供されているかには疑問符がつけられています。比較対象として、以下の点が指摘されています。

  • 200ドル安価な標準iPhone 17:ほぼ同等のパフォーマンスでデュアルカメラを搭載。
  • 100ドル高価なiPhone 17 Pro:トリプルカメラと高速なパフォーマンスを提供。

多くの消費者は、薄さや軽さのために機能を犠牲にし、さらに高額な費用を支払うことに抵抗があるようです。

次期モデルへの不透明な展望

販売不振を受け、次期iPhone Airの登場時期は不透明です。当初の噂では2026年秋に第2世代モデルが発売されるとされていましたが、販売台数が予想を下回ったため、Appleは変更を加えるために発売を遅らせています。次期iPhone Airは、デュアルカメラの搭載や、より小型化されたDynamic Islandといったディスプレイの改善により、魅力を高める可能性があるとされており、2027年春の発表が期待されています。


元記事: https://www.macrumors.com/2026/02/06/iphone-air-four-month-review/