元NASA長官でULAロビイストのブライデンスタイン、SpaceXへの資金配分制限法案を支持

元NASA長官がULAロビイストに転身し、SpaceXへの資金配分制限法案を支持

元NASA長官のジム・ブライデンスタイン氏は、「アメリカの宇宙産業の基盤を支える中小企業やプロポーション会社、電子機器開発者、サプライヤーが成り立つように」という観点から、米議会上院商務委員会のテッド・クルーズ議長とマリア・カンウェル上級メンバーが提案した新規定を支持している。

この規定は、NASAが単一のサプライヤーに50%以上の発射資金を配分することを禁止する内容で、SpaceXへの影響が懸念されている。現在、SpaceXは唯一の有人宇宙船Dragonと貨物輸送車両DragonおよびCygnusを提供しており、NASAの科学ミッションの大半もSpaceXに依存している。

ULAからのロビイスト収入

ブライデンスタイン氏は自身のコンサルティング会社The Artemis GroupがUnited Launch Alliance(ULA)から990,000ドルを獲得したことを公表していない。これは昨年の同社の総ロビイスト収入3,385,000ドルの約3分の1に相当する。

ULAはかつてSpaceXと競合していたが、現在はSpaceXだけでなくBlue OriginやRocket Labなど新興企業との競争にも直面している。これらの企業はNASAから競争力のある価格で発射サービスを提供されている。

批判の声

元NASA職員のフィル・マカリスト氏は、この規定が「政治過程を利用して好まれる会社に資金を配分することを支持している」と批判。これは競争ではなく反競争的であると指摘した。

ブライデンスタイン氏の役割

ブライデンスタイン氏は、NASA長官としてアーテミス計画の予算獲得や人間月面着陸システム契約の選定など重要な決定を下した。しかし、彼が退任後、SpaceXに対する姿勢が変化し、ULAとの関係を深めた。


元記事: https://arstechnica.com/space/2026/03/former-nasa-chief-turned-ula-lobbyist-seeks-law-to-limit-spacex-funding/