Apple、Web版App Storeを公開
Appleは、同社のApp Storeのウェブ版を正式に公開しました。これにより、ユーザーはapps.apple.comにアクセスすることで、iPhone、iPad、Mac、Vision Pro、Apple Watch、Apple TVといった全てのAppleデバイス向けアプリを一元的に閲覧できるようになります。
ウェブ版の機能と利用方法
新しいウェブ版App Storeは、単なる情報ページではなく、刷新されたインターフェースを提供します。ユーザーは以下の機能を利用できます。
- 「Today」タブでのおすすめアプリの確認
 - 生産性、エンターテイメント、アドベンチャーなどのカテゴリ別検索
 - 特定のアプリを検索する機能
 
これにより、これまで直接リンクがなければアクセスしにくかった個別のアプリページに比べ、格段にアプリの発見が容易になります。
セキュリティへの配慮:ダウンロードはデバイス経由で
このウェブ版App Storeの最も重要な点は、アプリを直接ダウンロードできないという点です。ウェブサイト上では、アプリの共有オプションが提供されるか、またはユーザーのデバイスにインストールされているApp Storeアプリ内で直接開く選択肢のみが提示されます。
この設計は、Appleが長年維持してきたアプリのセキュリティと品質管理の仕組みを堅持するものです。アプリのインストールプロセスを必ずデバイス上の公式App Store経由とすることで、マルウェアや不正なアプリがウェブ経由で直接デバイスにインストールされるリスクを防ぎ、ユーザーの安全を確保しています。
まとめ
今回のウェブ版App Storeの導入は、アプリの発見と情報収集の利便性を大幅に向上させるものですが、同時にAppleの厳格なセキュリティポリシーが維持されていることを示しています。ユーザーは引き続き、安全な環境でアプリを利用できるでしょう。
元記事: https://www.theverge.com/news/812731/apple-app-store-web-iphone-mac-ipad
