Spotifyがプレイリスト移行機能を導入
ストリーミングサービス大手Spotifyが、他のプラットフォームからプレイリストを簡単にインポートできる新機能を発表しました。これは、ユーザーが別のサービスからSpotifyへ移行する際の大きな障壁を低減するもので、音楽ストリーミング業界の動向に注目が集まります。
昨年8月には、ライバルであるApple Musicが同様のプレイリストインポートツールを導入しており、Spotifyも追随する形でこの機能を提供開始しました。これにより、多くの音楽愛好家が複数のサービス間で自身の音楽ライブラリをより柔軟に管理できるようになります。
TuneMyMusicとの連携による実現
Spotifyの新しいプレイリスト移行機能は、ゼロから構築された新機能ではなく、既存のプレイリスト転送サービスTuneMyMusicとの直接的な統合によって実現されています。TuneMyMusicは、Tidal、YouTube Music、Qobuz、Beatport、さらにはNapsterといった様々な音楽サービス間でプレイリストを転送できるサービスです。
もちろん、TuneMyMusic以外にもSoundiizやSongShiftといった類似サービスが存在し、これらもプレイリスト転送機能を提供しています。Apple Musicのインポート機能はSongShiftによって提供されていると報じられています。
無制限転送の利点とモバイルアプリでの展開
通常、これらのサードパーティサービスを直接利用する場合、無料プランでは転送できるプレイリストの数や長さに制限があることが多いです。しかし、SpotifyやApple Musicを介して利用することで、プレミアムな無制限転送体験が可能になります。この公式経由での利用は、片方向の転送に限定されます。
この新機能は、Spotifyのモバイルアプリ内で直接利用でき、現在グローバルで順次展開が開始されています。これにより、ユーザーはより手軽に、そして費用を気にすることなく、お気に入りのプレイリストをSpotifyに持ち込むことができるようになります。
元記事: https://www.theverge.com/news/825646/spotify-playlist-import
