新機能:Spotifyが他サービスからのプレイリスト移行をサポート

Spotifyがプレイリスト移行機能を内蔵

Spotifyは、モバイルアプリに新しいプレイリスト移行機能を内蔵し、現在展開を進めていることを明らかにしました。これにより、ユーザーはサードパーティ製ツールに頼ることなく、他の主要なストリーミングサービスからプレイリストを直接インポートできるようになります。

対応サービスと利用方法

この新機能は、プレイリスト移行サービス「TuneMyMusic」と連携しており、Apple Music、Amazon Music、SoundCloud、TIDAL、Pandora、Deezerといった主要な音楽ストリーミングサービスをサポートしています。Spotifyは、この機能が今後数日中に全ユーザーに展開されると発表しています。

利用方法は非常にシンプルです。Spotifyアプリの「Your Library」セクションから下にスクロールし、新しく表示される「Import your music」オプションをタップします。その後、画面の指示に従って移行元のサービスと接続し、移行したいプレイリストを選択するだけで完了します。サービス間で楽曲カタログが異なる場合、一部のトラックが移行できない可能性はありますが、ほとんどのユーザーにとっては数タップでスムーズな移行が可能です。

ユーザー体験と市場競争への影響

この機能の導入は、ユーザーがストリーミングサービスを乗り換える際の大きな障壁の一つを解消します。これまでは、プレイリストを手動で再構築するか、有料のサードパーティアプリを利用する必要がありました。TuneMyMusicのウェブ版では無料移行が500トラックまでに制限されているのに対し、Spotifyのこの機能では無制限で移行できる点も、ユーザーにとって大きなメリットとなります。

競合であるApple Musicも今年9月に同様のプレイリスト移行ツールをグローバルに展開しており、今回のSpotifyの動きは、激化する音楽ストリーミング市場におけるユーザー獲得と維持のための重要な戦略と見られています。


元記事: https://www.macrumors.com/2025/11/27/spotify-transfer-playlists-tool-other-services/