MKBHDの壁紙アプリ「Panels」がサービス終了へ

はじめに

著名なテック系YouTuberであるマーカス・ブラウンリー(MKBHD)氏が手がける壁紙アプリ「Panels」が、2025年12月31日をもってサービスを終了すると発表しました。物議を醸したローンチからわずか1年余りでの閉鎖となります。

失敗の経緯と批判

「Panels」は2024年9月にリリースされましたが、その高額なサブスクリプション料金広告表示の仕組みに対して、ユーザーから大きな批判を浴びました。MKBHD氏自身も自身のYouTubeチャンネルで、「最初のアプリ開発では多くの間違いを犯し、最終的には思い描いていたビジョンを実現できませんでした」と語っています。

閉鎖の理由

アプリのウェブサイトに掲載されたメッセージによると、サービス終了の主な理由は、開発チームの体制変更にあるとされています。「今年初めに開発チームの構成が変わり、私たちの情熱とビジョンを共有できる協力者を見つけようと最善を尽くしましたが、適切な人材を見つけることができませんでした」と説明されています。そして、「当初思い描いた形でアプリを成長させることができないまま運用を続けるよりも、一度きれいに区切りをつけるのが最善だと感じました」と閉鎖に至った経緯を述べています。

ユーザーへの対応と今後の展開

  • 「Panels」の全ユーザーは、サービス終了の12月31日以降もダウンロード済みの壁紙を引き続き利用できます
  • サービス終了後、全てのユーザーデータは削除される予定です。
  • MKBHD氏は、「Panels」のコードをオープンソース化し、GitHubで公開する計画であることを明らかにしました。
  • アクティブなサブスクリプションは、アプリがアプリストアから削除される際に自動的にキャンセルされ、12月31日以降に返金が処理されるとのことです。

元記事: https://www.theverge.com/news/835090/mkbhd-panels-wallpaper-app-shutdown