Discord、ゲーム内購入機能を発表
Discordは、ユーザーがプラットフォームを離れることなくゲーム内アイテムを購入できる新機能を発表しました。これは、Discordが潜在的なIPOを控え、収益源の多様化とユーザーエクスペリエンスの向上を目指す動きの一環です。この機能は火曜日に発表され、ゲーマーがデジタルゲームアイテムを直接購入できるようになります。
新機能の詳細と利便性
今回導入される機能は多岐にわたり、ユーザーの利便性を大幅に向上させます。
- ゲーム内アイテムの直接購入: 外部サイトへの移動なしに、Discord内でアイテムを購入できます。
- ウィッシュリスト機能: 購入したいアイテムをリストアップし、フレンドが閲覧・購入することが可能です。
- ギフト機能: ゲーム内アイテムをダイレクトメッセージ(DM)を通じてフレンドに贈ることができます。これにより、ホリデーシーズンに向けてゲーマーへのギフト選びがより簡単になります。
収益化と開発者への恩恵
Discordが公開企業になった場合、財務面での厳密な監視が予想されるため、これらの新機能はDiscordとゲーム開発者の双方にとって新たな収益化の機会となります。開発者はDiscord上で直接デジタル商品を販売できるようになり、自身のコミュニティを超えてより広範なオーディエンスにリーチし、潜在的に収益を増加させることが期待されます。
「Marvel Rivals」との提携
この新機能の初期ロールアウトは、人気のビデオゲーム「Marvel Rivals」との提携によって実現しました。「Marvel Rivals」の公式Discordサーバー内には専用のストアページが設けられています。このゲームは昨年リリース後72時間で1,000万人のプレイヤーを獲得し、初月で1億ドル以上の収益を上げ、Discord上では400万人以上のメンバーを擁するなど、大きな成功を収めています。プレイヤーは「Marvel Rivals」のサーバー内で、バンドル、コスチューム、エモート、絵文字などのゲーム内アイテムを閲覧・購入できるようになりました。
今後の展開と利用地域
現在、このストアは米ドルに対応しており、米国のデスクトップアプリユーザー、およびカナダ、英国、アイルランド、オセアニア地域のプレイヤーのみが利用可能です。Discordは今後、追加の地域へのサポート拡大も検討しています。
