イントロダクション: YouTube Recapの登場
年末恒例の各社リキャップ機能が続々と公開される中、YouTubeは2025年12月2日、メインサービスでの動画視聴に関する初のリキャップ機能「YouTube Recap」を発表しました。これまでYouTube Musicでは提供されていたものの、YouTube全体での視聴動画の振り返りは今回が初めてとなります。ユーザーがこの1年間で最もエンゲージしたコンテンツを再訪できる機会を提供します。
YouTube Recapの主な機能
YouTube Recapは、最大12枚のパーソナライズされたカードで構成され、ユーザーの視聴傾向を多角的に分析します。主なハイライトは以下の通りです。
- トップチャンネル: 最も視聴したチャンネルが表示されます。
- 興味関心: どのようなトピックに興味を持っていたかが分かります。
- 視聴習慣の変化: 時間とともに視聴スタイルがどのように変わったかを提示します。
- パーソナリティタイプの割り当て: 視聴者の嗜好に基づき、ユニークなパーソナリティタイプが割り当てられます。例えば、「Skill Builder(スキルアップ志向)」、「Sunshiners(ポジティブ志向)」、「Trailblazers(先駆者)」、「Wonder Seeker(探求者)」、「Connector(繋がりを求める人)」、「Dreamer(夢想家)」などがあります。
また、トップアーティストや曲も表示されますが、より深い音楽の洞察はYouTube Musicアプリの年間リキャップで確認できます。
提供状況とアクセス方法
YouTube Recapは、発表日より北米で提供が開始され、今週中には世界中で展開される予定です。ユーザーはYouTubeのホームページか「あなた」タブから、モバイルデバイスとデスクトップの両方でRecapにアクセスできます。YouTubeによると、この新機能はユーザーからの要望を受けて開発され、製品化までに50以上の異なるコンセプトテストが実施されたとのことです。
その他の年末トレンドと競合の動向
Recapのローンチと並行して、YouTubeは今年のトップクリエイター、ポッドキャスト、曲のトレンドチャートも公開しました。
- トップクリエイター: MrBeastが6年連続で1位を獲得。
- トップポッドキャスト: 「The Joe Rogan Experience」がトップに。
- トップソング: Bruno MarsとLady Gagaによる「Die with a Smile」が1位。
このYouTube Recapの発表は、Apple MusicのReplayやAmazon Musicの2025 Deliveredと同日に行われました。これにより、SpotifyのWrapped発表に先駆けて、各社が年末のリキャップ機能でソーシャルメディアでの話題を先行しようとしている動きが見られます。
元記事: https://techcrunch.com/2025/12/02/youtube-releases-its-first-ever-recap-of-videos-youve-watched/
