スペイン警察、大規模データ窃盗で19歳のハッカーを逮捕
スペイン国家警察は、バルセロナで19歳のハッカー容疑者を逮捕しました。この容疑者は、9つの企業から盗み出した6,400万件もの個人情報を窃取し、販売しようとした疑いが持たれています。窃取された記録には、氏名、住所、メールアドレス、電話番号、DNI番号(スペインの国民識別番号)、そしてIBANコード(国際銀行口座番号)などが含まれていました。
容疑者は、サイバー犯罪、不正アクセス、個人データの不正開示、プライバシー侵害の罪に問われています。警察によると、このサイバー犯罪者は複数のハッカーフォーラムで6つの異なるアカウントと5つの偽名を使い、盗んだ情報をオンラインで販売しようとしていました。逮捕時には、パソコンと、データ販売で得られたとみられる資金を含む暗号通貨ウォレットが押収されています。
ウクライナでもサイバー犯罪者が摘発:独自マルウェアでアカウントハッキング
一方、スペインとは別にウクライナでも、サイバー警察が22歳のサイバー犯罪者を逮捕したと発表しました。この容疑者は、独自に開発したマルウェアを用いて、ソーシャルネットワークやその他のプラットフォーム上のユーザーアカウントを自動的にハッキングしていました。ハッキングされたアカウントへのアクセス権は、様々なハッキングフォーラムで販売されており、容疑者は5,000アカウントからなるボットファームを利用してその効果を増強していました。被害者の大半は、米国および欧州諸国のユーザーです。
この逮捕された男は、ウクライナ刑法(第361条)違反で最大15年の懲役に直面しており、特定の役職に就く権利または特定の活動に従事する権利を最長3年間剥奪される可能性があります。
