CES 2026:人型ロボットは家庭の洗濯をこなせるか? – The Vergeが実証実験

はじめに:CES 2026で加速する人型ロボットの家庭進出

世界最大のテクノロジー見本市CES 2026において、人型ロボットが私たちの家庭にこれまで以上に近づいていることが示されました。LGは、料理の準備や洗濯機の操作などの家事をこなせると謳う家庭用ロボット「CLOiD」を発表。SwitchBotも、日々のタスクに対応する家庭用ヘルパー「Onero H1」を披露しました。さらに、Boston Dynamics、WIRobotics、Zerothなど、多くの企業が印象的な人型ロボットを発表し、ロボット工学とAIの進歩により、ロボットがかつてないほど賢く、高性能になったことを主張しました。

最も手ごわい家事:洗濯の挑戦

私たちの生活には、すでに床掃除をするロボットや芝刈りをするロボットが存在しますが、まだマスターできていない家事があります。それは「洗濯」です。洗濯は、衣類の収集、分別、洗濯機への投入、取り出し、折りたたみ、運搬といった複雑で多段階な作業であり、多くの人がロボットに任せたいと願う家事でしょう。CESでは、ほぼすべての企業が自社の人型ロボットが洗濯に対応できると主張し、洗濯機に衣類を投入したり、衣類をたたんだりするデモが披露されました。

The Vergeの厳しい検証:現実と期待のギャップ

しかし、これらの華々しい「約束」は本当に実現可能なのか?The Vergeは、これらのロボットが本当にその主張通りの能力を持っているのか、あるいは単なるデモモードの域を出ないのかを検証するため、CESの会場で実証実験を行うことを決定しました。シニアスマートホームレビュアーのジェニファー・パティソン・トゥーヒー氏は、ロボットがどれだけ洗濯をこなせるのかを調査しました。この検証の中で、彼女はロボット掃除機大手Roborockの社長や、最新の人型ロボットスタートアップZerothのCEOを含む専門家たちと対談し、人型ロボットのトレンドが「避けられない未来」なのか、それとも「単なるCESの夢物語」なのかを問いかけました。また、CESで多数見られた小型で単機能の機器と、人型ロボットのどちらがスマートホームロボティクスの未来を担うのかについても考察しました。

結論:家庭用ロボットの未来像

CES 2026で披露された人型ロボットは、家庭進出への大きな一歩を示しましたが、特に洗濯のような複雑な家事においては、その実用性にはまだ課題があることが示唆されました。AIとロボット工学の進化は目覚ましいものがありますが、現実の家庭環境で、複数のステップを要する家事をシームレスにこなすには、さらなる技術革新と実証が必要となるでしょう。人型ロボットが私たちの日常の家事をどこまで担えるのか、その未来像はまだ発展途上にあると言えます。


元記事: https://www.theverge.com/featured-video/860104/we-tried-to-get-humanoid-robots-to-do-the-laundry