導入
コミュニケーションプラットフォームのDiscordは、来月よりグローバルでの年齢確認システムを導入すると発表しました。これにより、全てのユーザーはデフォルトで「10代向け体験」に設定され、成人であることを証明しない限り、特定の機能やコンテンツへのアクセスが制限されることになります。この動きは、オンラインにおける未成年ユーザーの安全を強化するための国際的な取り組みの一環として注目されています。
新しい年齢確認ポリシーの詳細
Discordは、ユーザーが成人であることを確認することで、より安全な環境を提供することを目指しています。具体的には、以下の項目において年齢確認が必要となります。
- 特定の設定変更
- 年齢制限コンテンツのぼかし解除または設定オフ
- 年齢制限のあるチャンネル、サーバー、およびアプリコマンドへのアクセス
- 見知らぬユーザーからのフレンドリクエストがデフォルトで別受信箱にルーティングされる設定の変更
- サーバー内でステージ上での発言
この変更により、未成年ユーザーはより保護された環境でDiscordを利用できるようになり、成人ユーザーは検証後にプラットフォームの全機能を利用できるようになります。
年齢確認の方法
年齢確認を完了するために、ユーザーは以下のいずれかの方法を選択する必要があります。
- 顔認証による年齢推定:ビデオセルフィーを通じて行われ、Discordはデータがユーザーのデバイスから離れることはないと説明しています。
- 身分証明書の提出:Discordのベンダーパートナーを通じて行われ、提出されたIDは年齢確認後、迅速に削除されるとされています。
同社は将来的にさらなる認証オプションを追加する予定であり、場合によっては、より正確な年齢層の割り当てのために複数の方法での確認が求められることもあると述べています。
セキュリティと業界の動向
昨年10月には、Discordの年齢関連の異議申し立てに使用されるサードパーティベンダーがハッキングされ、約7万人のユーザーの政府発行ID写真を含む機密データが流出したことが明らかになっています。この事態は、デジタル権利活動家がインターネットの「安全化」のための年齢確認利用に対して表明している懸念を浮き彫りにしました。
Discordは昨年、既に英国とオーストラリアで年齢確認の導入を進めており、今回のグローバル展開はそれらの動きに続くものです。同様に、Robloxはチャットアクセスに顔認証を義務化し、YouTubeは昨年7月に米国で年齢推定技術を導入して10代ユーザーに年齢に応じた体験を提供しています。これらの動きは、オンラインプラットフォーム全体で児童の安全基準を強化しようとする国際的な努力と連携しています。
Discordの声明と展望
Discordの製品ポリシー責任者であるサバンナ・バダリッチ氏は、「10代のユーザーに対するデフォルト設定をグローバルに展開することは、Discordの既存の安全アーキテクチャを強化し、10代には強力な保護を、検証済み成人には柔軟性を提供します」と述べています。彼女はまた、「私たちは10代の安全原則を核として製品を設計しており、プラットフォーム上の10代の有意義で長期的なウェルビーイングをサポートするために、安全専門家、政策立案者、Discordユーザーと協力し続けます」と付け加えました。
