資金調達の概要
AIを活用した廃棄物管理ソフトウェアを提供するHauler Heroが、シリーズAラウンドで1600万ドル(約24億円)の資金調達に成功しました。このラウンドはFrontier Growthが主導し、K5 GlobalやSomersault Venturesなどが参加しています。Hauler Heroはこれまでに累計2700万ドル以上の資金を調達しており、AI技術を駆使したサービスへの需要の高まりを背景に、その成長を加速させています。
Hauler Heroとは
2020年にCEOのマーク・ホードリーとベン・シクマによって共同設立されたHauler Heroは、廃棄物管理業界の古いソフトウェアに直面した経験から生まれました。同社は顧客関係管理(CRM)、請求、ルート計画など、廃棄物管理会社向けの包括的なソフトウェアプラットフォームを開発し、業界のデジタル変革を推進しています。
ホードリー氏は2024年のTechCrunchのインタビューで、「既存のソフトウェアはどれも使いにくく古臭かった」と語っており、Hauler Heroは現代的なソリューションを提供することで、これまでに3500万回のゴミ収集をサポートしてきました。2024年後半のシードラウンド発表以降、同社は人員、収益、顧客ベースを倍増させるなど、目覚ましい成長を遂げています。
最近の追加機能としては、ゴミ収集車に搭載されたカメラからの画像をソフトウェアコマンドセンターに直接送信する製品が注目されます。これにより、回収確認、請求検証、および分散型フリートの監視が可能となり、運用効率と品質管理が大幅に向上しています。
AIエージェントへの取り組み
Hauler Heroは今回調達した資金の一部を活用し、3つの新しいAIエージェントの開発と展開を進める計画です。
- Hero Vision: サービス問題や収益機会を自動的に特定するAI。
- Hero Chat: 顧客からの問い合わせに対応するチャットボット。
- Hero Route: ルートデータに基づいて収集ルートを自動調整し、効率を最大化するAI。
ホードリー氏は、「システム内には収集、作業指示、請求情報に関する膨大なデータがあり、これらのエージェントにデータモデルを理解させることで、簡単にチャートを作成させたり、より高度な分析を行わせたりすることができる」と述べています。
今後の展望
Hauler Heroは、これらのAIエージェントの商用化に加え、地方自治体向けのサービス強化にも注力する予定です。ホードリー氏は、競合他社であるRoutewareとWastechの2024年の合併により、市場における選択肢が減少したことが、自治体からの需要増に繋がっていると分析しています。同社は今後10年間にわたり、最新のツールを活用して顧客価値を提供し続け、製品のさらなる洗練と規模拡大を目指していくとしています。
元記事: https://techcrunch.com/2026/02/10/hauler-hero-collects-16m-for-its-ai-waste-management-software/
