Uber、UAEで完全自動運転ロボタクシーサービスを開始

導入

Uberは、アラブ首長国連邦(UAE)において、完全自動運転のロボタクシーサービスを開始しました。これは、中国の自動運転技術企業であるWeRideとの提携により実現したもので、顧客は配車サービスを通じて、ドライバーなしの車両に乗車できるようになります。

サービス詳細

アブダビのUberXまたはUber Comfortをリクエストした顧客は、サービスエリア内であればWeRideの完全自動運転車両にマッチングされる可能性があります。当初、同サービスは2024年12月にセーフティドライバー付きで開始されましたが、予定通り翌年には完全な無人運転へと移行しました。現在のところ、サービスはアブダビの人気観光地であるヤス島に限定されていますが、将来的には拡大が計画されています。利用を希望する顧客は、Uberアプリ内で「Autonomous」オプションを選択することで、自動運転車に配車される可能性が高まります。

技術と運営

このサービスに導入されているのは、WeRideの「GXR」車両です。この車両は、20以上のセンサーとカメラを搭載し、最大5人の乗客を収容できます。GXRは、GeelyのFarizon SuperVanをベースにしており、同モデルは北京でのWeRideロボタクシーサービスでも使用されています。

運営面では、UberとWeRideが役割を分担しています。

  • Uberは、車両の清掃、メンテナンス、点検、充電、車両基地の管理など、フリート運用全般を担当します。
  • WeRideは、車両のテストとセンサーのキャリブレーションに責任を持ちます。

今後の展望

UAEでのサービスに加え、UberとWeRideは今後5年間でヨーロッパを含む15都市以上でのサービス開始を計画しています。Uberは、近年複数の自動運転企業との提携を加速しており、「あらゆるブランドのロボットカーおよびロボット配送のワンストップショップ(テスラを除く)」となることを目指す戦略の一環として、この動きを強化しています。


元記事: https://www.theverge.com/news/828685/uber-weride-robotaxi-fully-driverless-uae