AI画像生成の注目スタートアップBlack Forest Labsが大型資金調達
ドイツのAIラボ、Black Forest Labsが、2025年12月1日付けで3億ドルのシリーズB資金調達ラウンドを完了し、同社の評価額は32.5億ドルに達したと発表しました。この資金調達は、急成長するAI画像生成市場における同社の強力な存在感を裏付けるものです。
投資ラウンド詳細:有力VCがこぞって参加
今回のラウンドは、Salesforce VenturesとAnjney Midha (AMP)が共同でリードし、以下の著名な投資家が参加しました:
- a16z
- NVIDIA
- Northzone
- Creandum
- Earlybird VC
- BroadLight Capital
- General Catalyst
- Temasek
- Bain Capital Ventures
- Air Street Capital
- Visionaries Club
- Canva
- Figma Ventures
同社は、調達した資金を研究開発に充てる計画です。
急成長を遂げるAI画像生成の牽引役
Black Forest Labsは、2024年8月の設立以来、急速に名を馳せています。同社は、画像生成および編集のための基盤AIモデルを開発しており、昨年はイーロン・マスク氏のGrokチャットボットが同社のモデルを使用して画像を生成していることが明らかになり、大きな話題となりました。
次世代モデル「Flux 2」の進化と広がる採用
Black Forest Labsのモデルは、Adobe、fal.ai、Picsart、ElevenLabs、VSCO、Vercelなど、数多くの主要企業で採用されています。同社は最近、最新の画像生成モデル「Flux 2」を発表しました。この新モデルは、テキストと画像レンダリングの精度が向上し、最大10枚の画像を参考にしてスタイルとトーンを維持しながら画像を生成できるのが特徴です。また、最大4Kピクセルの解像度で画像を生成する能力も備えています。
Stability AIからの独立、AI業界のベテランが牽引
Black Forest Labsの共同創設者であるRobin Rombach、Patrick Esser、およびAndreas Blattmannは、かつてStability AIのStable Diffusionモデルの開発に携わった研究者であり、AI画像生成技術の最前線で経験を積んできました。
元記事: https://techcrunch.com/2025/12/01/black-forest-labs-raises-300m-at-3-25b-valuation/
